ことばは勇気づける、元気づける。もっと心を動かせる。

この文章を書こうとしたきっかけは、ある企業における、入社案内の作成プロジェクトでした。人事担当者の方と名刺交換をした際、どうも態度が固かった。コピーライターという存在そのものに、不快感を示されている。そのムードは後日の取材時まで続き、その方の感情は、ついに怒りのレベルまで。「いったい、どうされたんですか?」。私は質問せざるを得ませんでした。すると、「リクルーティング業界のライターはみんないい加減だ。取材ではちゃんと話を聞けないし、勝手に文章を創作する。その結果、取材された人間が傷つくことすらあった。昨日も怒ったばかりだ」。要約すると、そうしたものでした。多くの採用広報を専門とする企業と接してみて、1度として満足したことが無かったそうです。

その企業は世界的にも有名、受注した側も、それなりの人材をあてるはず。それでもダメなのか。私は取材とライティングを生業にするものとして、また採用広報そのものや、本案件で私を選定してくれた古巣リクルートの名誉にかけ、「当たり前のことを、当たり前に」やり切らせていただきました。結果は、「これまでの中で一番」。私を単なるライターでなく、ひとりの意志のある人間としても、認めていただけたようです。

実は、こうした現象が起こっていることは、数年前から予測はしていました。世の中の企業様のコーポレートサイトや商品広告サイトを見ていると、「それ、どこだって言えるのでは?」。試しに御社の社員の取材コピー、社名を隠して、眺めてみてください。御社ならではの特長が出ていて、「やっぱりこれはウチらしい」と言えるでしょうか。・・・親切な先輩に恵まれて・・・やりたかったことができているので・・・書き手の掘りが浅かったり、発見できていなかったり。企業広報や商品広告の分野にもあてはまります。お客様への興味と食いつき、そして成果を出そうとする気持ちが足りないのです。

多少、筆が滑りました。こんな時代、せっかくお金をかけるなら、依頼先のセレクトは、より重要になると思います。必ずしも、私である必要はないかもしれません。ただ少なくとも私は、御社の強みを見抜く力と、働く人を尊重する姿勢は持っている。そう思っております。




最後に、私がもっとも嬉しかった、あるお客様の声をご紹介します。

 

(上記の文中の企業様とは関係ありません)

私ではとても想像できないような言い回しは、やはりプロのお仕事だなと思いました。 生意気な書き方ですみません。正直、本当に驚いている思いが伝えきれずにいます。 それと、私の内なる思いを引き出していただいたとも思っています。 恐らく私だけでしたら、ここまでの内容(文章内容)を考えつかなかったと思います。 それは、一番最初にお会いしたときに思いを外に出し、伝えなければ誰もわからないという言葉に鼓舞されたと思います。 本当に広瀬様にご依頼してよかったと思っております。